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肩こりをインナーマッスルで改善した方法

今回は、肩こりの方をインナーマッスルで改善する方法についてお話しますね

肩こりとはどういうものか? 

肩こりというのは、みなさん経験があるかもしれませんが、首の後ろから肩にかけてある筋肉、僧帽筋が固くなって痛く感じる現象です。
他にも、首にある後頭骨下筋、首の横にある斜角筋、肩甲骨の内側にある菱形筋などが痛くなる方もいらっしゃいます。
ウィキペディアによると
項頸部から僧帽筋エリアの諸筋に生じる主観的に詰まったような、こわばった感じや不快感・こり感・重苦しさや痛みにいたる症候の総称である。
頭痛、吐き気を伴うことがある[1]。 日本では「肩こり」という名称により「肩」を指す表現が用いられているが、
これは日本独特のもので同症状を諸外国では首や背中の疾患として示していることが多数である。
また頸肩腕症候群の初期症状である場合もある。
とのことです。
肩こり - Wikipedia

原因は?

固くなってしまう 原因は様々ですが、
私が個人的にリハビリや当院でお見かけするほとんどの方に共通するのが、
『背骨と肋骨がきちんと動いていない』ことです。
それはどういうことでしょうか?
 
人間は赤ん坊の時に背骨から形成されていきます。我々背骨がある生物である魚・鳥・トカゲなどを含む爬虫類を含めて全て、背骨から出来上がるのです。その次に、骨盤や肋骨ができて、手足ができます。だからこそ、背骨がきちんと動くことがとても重要なのです。
 
背骨や肋骨がきちんと動かないとどうなると思いますか?
ロボットのようにカチカチに動くことになります。つまり、力がムダに入りっぱなしになるということです。
そのため、肩や首回りの筋肉の力が抜けなくなり、ひどい肩こりに悩まされることになります。
 

肩こりが根本解決する実例

私のお店でこういう方がいました。
とにかく毎日デスクワークをしていて、ひどい時は3~4時間連続で椅子に座りっぱなしになります。お昼くらいには肩こりや背中のコリがひどくなり、夕方にはもう首を叩かないと耐えられないくらい。週に1回はマッサージに行かないと耐えられない。そんな方でした。
 
身体を診てみると、見事に反り腰・巻き肩・猫背の不良姿勢三段活用が出来上がっていました。骨盤の可動性が悪く、立った時は太ももの外側がカチカチとなっています。
 

アプローチ開始

まずは、背骨が正常な可動性とならなければ、猫背となり頭が前方に出てアゴが突き出た姿勢が治らず、首を引き戻そうとする肩の筋肉は寝ている時間以外全ての時間で筋肉に力を入れていることになります。
なので、まずは骨盤の可動域を出して腸腰筋を使える状態に変えます。
ガチガチの背骨と肋骨の可動性を出すように身体の深筋膜リリースを行う事で反り腰・巻き肩・猫背の姿勢が改善していきます。
 
その状態では、まだ姿勢を保つためのインナーマッスルが使えないので、放置するとすぐにまた反り腰や巻き肩を作るアウターマッスルが働いてしまいます。
そうならないために、腸腰筋、腹横筋、多裂筋、脊柱起立筋の筋肉を使えるようにインナーマッスルトレーニングを行いました。
 
これで、頭が前に突き出るような姿勢が改善され、肩こりの症状を出す筋肉がゆるんだまま座ることができるようになりました。
 
このように、インナーマッスルトレーニングを使うことで、身体をもみほぐすだけとは違って根本から身体を変えることができます。