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腰痛をインナーマッスルで改善する方法

今回は、デスクワークをしている方の腰痛症状が改善した件についてお話します。
 
腰痛とは言っても、非常に多くの病気が原因となります。
簡単に例を出すならば、
1.非特異的腰痛(原因不明の腰痛)
2.ギックリ腰(急性腰痛)
3.腰椎椎間板症
4.腰椎椎間板ヘルニア
5.腰椎分離症、腰椎分離すべり症
6.腰椎すべり症
7.腰部脊柱管狭窄症
8.変形性腰椎症
9.骨粗鬆症
10.成人脊柱変形(腰椎変性側湾症)
11.心因性腰痛症
などが腰痛を引き起こす代表例です。
他にも腹部内臓の病気などからも引き起こされることがあります。
 
先日お越しいただいた腰痛の方も、お仕事で主にデスクワークをしているのですが、30代から腰痛が気になり始め、マッサージや整体に月一回ほど様々な場所に通っていました。今年で45歳なのですが、とうとう週一回マッサージをしても痛みが取れなくなり当店にいらっしゃいました。
病院に行っても少しヘルニアがあるという診断で、痛み止めをもらっていましたが効かないということです。
 
身体を診てみると、腰の痛みは右の骨盤の上の部分にあり、長時間座っているとだんだん腰が重くなっていくとのことでした。
ヘルニアと言われた部位からもし痛みが発生しているとしたら、神経の圧迫による痛みとなるため、痛みが出る部位や痛みの出現パターンからヘルニアと腰痛は関係性が薄いと思われました。
 
痛みというのは筋肉や神経、筋膜、靭帯などを中心に多岐にわたるのですが、今回の腰痛は明らかに筋疲労から来る筋膜性の疼痛の可能性が高いと思われました。つまり、デスクワークにおける上半身の姿勢を保つための筋肉が足りていないため、背中から腰にかけてある筋肉が悲鳴を上げているのです。ヘルニアは、長期間にわたってその悲鳴を上げるような姿勢を取っていたため椎間板という軟骨が変形を始めたのでしょう。
 
当院で始めた施術は、骨盤と背骨と肋骨をほぐし、肩の筋肉を過剰に使わないで済むように腹横筋や多裂筋、腹斜筋、肋間筋という体幹のインナーマッスルや肩のインナーマッスルを使えるようにしていきました。
5回ほどの通院でほぼデスクワークによる腰の痛みは消失し、時々自主トレの確認で来る程度で済んでいます。
 
 
 
 
このように、正確な原因分析とインナーマッスルトレーニングで、身体をもみほぐすだけとは違って根本から身体を変えることができます。