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肩甲骨が痛いのは病気のサイン?原因を知って正しく対処しよう

「最近何となく肩甲骨の周りが痛い…」と不安に思われている方は、決して少なくありません。単なる肩こりのひとつならそこまで心配することはありませんが、場合によっては内臓や関節などの病気が隠れている可能性があります。今回は、肩甲骨が痛む原因や具体的な対処法について解説しますので、肩まわりの疼痛で悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください。

肩甲骨が痛い原因は?

肩まわりが痛いと感じる原因は、病気やライフスタイルの乱れなど多岐にわたります。まずは、肩まわりに疼痛を感じる原因について解説します。

内臓や関節、骨の病気

肩まわりの痛みを単なる「肩こり」と安易に捉えてしまうのは少々危険です。内臓や関節、骨に関係する何らかの病気が隠れている可能性があります。

肩腱板断裂

肩腱板断裂は、主に腱板の損傷や老化が原因となって発生します。腱板の腱が断裂してしまうと、肩を動かすたびに疼痛が生じるようになるだけでなく、場合によっては動かせなくなってしまうことも少なくありません。この肩腱板断裂は、一般的に肩の使いすぎなどによって起こるといわれています。

心臓病・狭心症など重篤な病気

肩甲骨の疼痛の原因として深刻なのは、狭心症や心臓病など重篤な病気が隠れているケースです。肩まわりの疼痛と一緒に次のような異常が見られる場合、速やかに医療機関を受診しましょう。

・息苦しさや胸痛がある
・疼痛が肩まわりだけでなく胸や背中など広い範囲に及んでいる
・激しい痛みを感じる

特に、急に冷や汗が出るレベルの激しい痛みが走った場合は要注意です。そのほかにも、膵炎や胆石などの症状として肩甲骨あたりに疼痛が生じる可能性もあります。

胸郭出口症候群

首のあたりから出ている神経は、肩を通って腕まで続いています。これは多くの人が共通しているものですが、自身の体格などが原因で大事な神経が刺激されることがあり、その結果腕や肩、首に痺れが生じることも珍しくありません。この状態のことを、胸郭出口症候群といいます。

胸郭出口症候群になると、洗濯物を干したりつり革をつかんだりといった、腕を上げる動作のときに肩まわりの疼痛を感じやすいです。

運動不足

運動不足によって肩甲骨に痛みが発生するケースも少なくありません。人間は肩の可動性が非常に高く、そのため肩のケガや故障が起こりやすいです。特に運動不足の場合は肩まわりの筋肉が非常に硬くなっているため、運動を習慣にしている方に比べてケガや故障のリスクが高いとされています。

肩に負担がかかるライフスタイル

肩まわりを痛める原因として、普段のライフスタイルが関係している可能性もあります。

・スマホやPCの使いすぎ
・ストレスの蓄積
・猫背がクセになっている

上記の項目に1つでも思い当たる場合、知らず知らずのうちに肩まわりに負担をかけてしまっているおそれがあります。

肩甲骨が痛いときの対処法

肩まわりの疼痛を防ぐためには、普段のライフスタイルを見直し、肩まわりの筋肉にかかる負担を軽減する工夫を行うことが大事です。以下の内容を確認し、肩まわりの痛み改善させていきましょう。

インナーマッスルを鍛える

アウターマッスルで身体を動かすと、身体が保護されないので神経や血管を痛めやすい傾向にあります。つまり、肩まわりの疼痛が出ない身体になるためには、身体の中にあるインナーマッスルを使えるようになることが重要といえます。

おすすめとしては、まず整体院で背骨の状態をチェックしてもらいましょう。そして、背骨を動かすインナーマッスル、肋骨を動かすインナーマッスル、肩関節を動かすインナーマッスルを使える状態に整えてもらいます。最後の仕上げとして、各インナーマッスルを鍛えるトレーニングをして強化させていきましょう。

普段のライフスタイルを見直す

肩まわりに生じる疼痛に悩んでいる方は、以下に挙げるポイントをチェックし、無理のない範囲で改善を図りましょう。

・良い姿勢を維持する
・重いものを持ち上げる際は肩まわりに負担がかからないようにする
・栄養バランスを整える
・睡眠時間を十分に確保する
・ストレスを溜めないようにする

肩まわりの健康を守るためには、日頃から正しい姿勢を維持することが大事です。また、食事面や睡眠など規則正しいライフスタイルを心がけましょう。身体を内側から整える努力を続けていけば、凝り固まった筋肉が徐々にほぐれていくようになります。

医療機関を受診する

運動やライフスタイルの見直しなどを試しても肩まわりの疼痛が良くならない場合、何らかの病気が潜んでいる可能性があります。命に関わる深刻な病気の可能性もあるため、気になる場合は速やかに医療機関を受診しましょう。

まとめ

今回は、肩甲骨が痛む主な原因や、具体的な対処法について解説しました。肩まわりに疼痛を感じる場合、何らかの病気が隠れている可能性があり、決して安易に捉えてはなりません。正しい原因を見極めたうえで、妥当な対応と取ることが大事です。

肩まわりの疼痛の原因がわからずお困りの方は、横浜市中区にある整体院「Fluxus Locus」にお越しください。当院では、まず丁寧な触診を通じて肩まわりの疼痛の原因を明らかにします。その後、インナーマッスルを使えるコンディションにし、適切なトレーニングを実施するため、効率良く肩まわりの痛みを軽減させていくことが可能です。

施術やトレーニングに関するご相談も随時受け付けておりますので、ご用命の際はお気軽にご連絡ください。

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監修:行之内 真人(理学療法士、ユニバーサルオステオパシー研究会 公認講師)
リハビリ専門医療機関、訪問リハビリデイサービスなどで様々な疾患・リハビリを経験後、Fluxus Locusを開業。これまでに30,000人以上を施術。
青年海外協力隊で農村部の障碍者支援に従事した経験もあり、その際には北京のリハビリ系国際学会で発表を行った。
また、ユニバーサルオステオパシー研究会の公認講師として、解剖学・触診・靭帯発生学・治療技術の各種セミナーを行っている。
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