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低気圧で頭痛が起こるのはどうして?原因や対策、インナーマッスルとの関係について解説

頭痛は現代病のひとつといわれており、天候によって症状の強さが変わるとされています。そのため、「雨の日は頭痛がひどくなるからつらい…」「低気圧で頭痛になるのはなぜ?」などとお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、低気圧で頭痛が起こる原因や対策について詳しく解説していきます。また、低気圧による頭痛とインナーマッスルとの関係にも触れていますのでぜひ参考にしてみてください。

低気圧でだるさ、めまい、頭痛が起こる…。「気象病」かも?

天気の変化と身体の状態は深く関連しており、天気が原因で生じる症状を「気象病」と呼びます。一般的に、湿度や温度、降水量や気圧など、さまざまな気象条件に影響されて生じる症状のことを指します。また、気象病の症状として、代表的なものは以下の3つです。

  • 神経圧迫による頭痛
  • 自律神経の乱れによるめまい
  • だるさ


どうして低気圧だと頭痛が起こるの?気象病の原因とは

頭痛やだるさなどの気象病が引き起こされるのは、自律神経の乱れが原因といわれています。自律神経とは、身体の状態を正常に保つために、呼吸や消化、血液の循環などの機能をコントロールしている神経のことです。

耳の奥には「内耳」という組織があり、この内耳には気象の変化を感知するセンサーの役割があります。自律神経が乱れていると内耳のセンサーが過剰反応し、頭痛を引き起こします。自律神経が乱れる原因は、ストレスや姿勢の悪さなどいくつかあります。

また、姿勢が悪いと側頭骨(内耳が入っている頭蓋骨の一部)にくっついている「胸鎖乳突筋」という筋肉が過緊張状態になり、側頭骨を下方に引っ張ります。これにより、頭蓋骨が歪むことも内耳のセンサーに悪影響を及ぼす原因になります。

低気圧で頭痛が起きたときの4つの対処法

続いて、低気圧によって頭痛が起きたときに症状を緩和するための対処法をご紹介します。

コーヒーなどカフェインを摂取する

低気圧による頭痛を緩和するために、コーヒーなどに含まれるカフェインを摂取するのがおすすめです。カフェインには血管の収縮を助ける働きがあり、頭痛改善の効果に期待できます。もしコーヒーが苦手な場合、同じカフェインの入った緑茶や紅茶を飲むと良いでしょう。

鎮痛剤を飲む

頭痛を改善するために、市販の鎮痛剤を服用する方も珍しくありません。しかし、頭痛がひどくなった状態で鎮痛剤を飲んでも十分な効果を得られない可能性が高いです。天気が崩れる予報が出ているときは、事前に鎮痛剤を飲んでおくと安心です。

耳周りのマッサージをする

耳と頭は密接に関連しているので、頭痛を緩和するために耳周りをマッサージしたり温めたりするのがおすすめです。耳を温めるときはホットタオルなどを耳に当て、また耳のマッサージは以下の手順で行いましょう。

  1. 指で耳をつまみ、上下左右に引っ張る
  2. 耳をつまんだまま外回り、内回りに回す


このマッサージは、頭痛の症状が出てからではなく、症状が出ていないときも習慣的に行うと効果的なので、毎日3回ほどを目安に続けてみてください。これによって耳周りの血液循環がスムーズになり、内耳の状態を正常に保つ効果に期待できます。

身体を温める・冷やす

頭痛の種類に合わせて身体を冷やす、または温めるのもおすすめです。頭痛には、片頭痛と緊張性頭痛の2種類があります。片頭痛の場合は身体を冷やし、緊張性頭痛の場合は温めるのが効果的です。

自分の頭痛が片頭痛か緊張性頭痛か判断できない場合は、最寄りの病院を受診して医師の指示を仰ぎましょう。

低気圧で頭痛を起こさないための対策をしよう

低気圧で頭痛を起こしやすい方は、日々の生活習慣を見直して頭痛になりにくい身体を目指しましょう。具体的には、次のような対策を講じるのがおすすめです。

  • 起床したら日光を浴びる
  • 朝ごはんを欠かさず食べる
  • 適度な運動をする
  • 湯船に浸かって入浴する
  • 決まった時間に就寝、起床する


上記のように規則正しく健康的な生活習慣を身につけることで、自律神経のバランスが整いやすくなります。

低気圧の頭痛にはインナーマッスルが関わっている!?

インナーマッスルは身体の深層部分に位置する筋肉のことで、自律神経の働きを正常に保つ役割を持っています。頭痛の原因となる自律神経は、背骨の前方に集中しています。つまり、背骨周辺のインナーマッスルをしっかり鍛えておけば、背骨がまっすぐになり、自律神経の正常な働きをサポートする効果が期待できるのです。

また先述したとおり、姿勢の悪さは自律神経および内耳のセンサーに悪影響を与えます。インナーマッスルを鍛え、姿勢を改善することで低気圧の頭痛は予防できます。

まとめ

今回は、低気圧で頭痛が起こる原因や対策、インナーマッスルとの関係などについて解説しました。低気圧による頭痛を防ぐためには、インナーマッスルを鍛えたり生活習慣を見直したりして、自律神経のバランスを整えるのが重要です。ただし、早期の改善は難しいので、お悩みの方は身体のプロに相談することをおすすめします。

横浜市中区にある「Fluxus Locus」では、低気圧による頭痛を防ぐためのインナーマッスルトレーニングを実施しております。自律神経が集中している背骨周りをはじめ、骨盤・お腹・肋骨・首回りのインナーマッスルを使えるよう、丁寧に施術を進めてまいりますので、ご用命の際はお気軽にご相談ください。

HP:https://fluxus-locus.link/
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監修:行之内 真人(理学療法士、ユニバーサルオステオパシー研究会 公認講師)
リハビリ専門病院、訪問リハビリデイサービスなどで様々な疾患・リハビリを経験後、Fluxus Locusを開業。これまでに30,000人以上を施術。
青年海外協力隊で農村部の障碍者支援に従事した経験もあり、その際には北京のリハビリ系国際学会で発表を行った。
また、ユニバーサルオステオパシー研究会の公認講師として、解剖学・触診・靭帯発生学・治療技術の各種セミナーを行っている。
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